嘘の情報を頭に入れないことがどうして困難なのか。
彼らが日本人に対して言った内容は事実なの?
支配層は日本人が嫌い、日本人は奴隷扱い、日本人に対して〇〇と過去に発言していた…系の画像は多いですが、果たして本当に事実だったんでしょうか。
あれって誰でも画像作れちゃいますよね。
適当な顔写真見つけて「ロックフェラーの子孫です!国内××在住!日本人の敵!」って書けばあっという間に拡散されそう(笑)嫌いな人間の顔写真手に入れたらあっという間です。
陰謀論に限らず、拡散されると真実味なんてどうでもよくなるんですよね。
いかに多くのリツイートといいねが稼げるかどうかなんで。10いいねより10,000いいねの方が「真実!許さん!拡散だ!」って突っ走るんですよ(笑)
誤情報の拡散、飛ばし記事、誤誘導、恣意的な切り抜き…いつも叩かれている週刊誌の報道姿勢と陰謀論者は紙一重なのかも知れません。
それと同じように、支配層でおなじみの登場人物(笑)も、本当に発言したかどうか疑わしい時があります。
[2024/3/15作成] 「トルーマンが日本占領政策を3Sと語った」は誤り。トルーマンの発言とする事実はない。「ユダヤの3S謀略」の歴史は古く、偽書「シオンの議定書」に端を発し、その後、右翼思想家の安岡正篤氏が著書で米国の日本占領政策だと広めた。最近では、内海聡氏が拡散している出所不明の陰謀論である。 SNSではトルーマンの写真を付けた画像がコピペされ拡散している。 「運命を創る-人間学講話」安岡正篤 (1985:プレジデント社) https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001777742 米国の日本占領政策が3Sだ
「ユダヤの3S謀略」の歴史は古く、偽書「シオンの議定書」に端を発し、その後、右翼思想家の安岡正篤氏が著書で米国の日本占領政策だと広めた。
最近では、内海聡氏が拡散している出所不明の陰謀論である。
こんな風に。
陰謀論界隈で拡散されてる画像っていつも同じなんですよね(笑)必ず。誰々がこんな事してた!あんな発言してた!日本の敵!売国!となると頭に浮かぶ画像って大体決まってくる不思議。
同じ画像を使い回すだけなので根拠不明。「ソースは?いつどこで?実際の動画は?」と聞かれると答えられない。その画像1枚しか無いから(笑)
陰謀論は出所不明の情報が多すぎます。一体誰が最初に発言したのか、もう分かりません。
人気の動画と画像を使い回し、だから真実系インフルエンサーはみんな同じ情報を流すし、そしていつの間にか「役割を終えた」だの言って都合良く消える。
[2023/12/31更新] 「STAP細胞の特許を米国が独占」は誤り。それは共同出願者の理研が権利を放棄したから。申請された特許は補正再申請も含めて、全て拒絶されている。補正再申請では、ただの製法特許に変わっており、もはやSTAP細胞の特許申請ではなかった。 【解説】 Business Journalの記事が、米国が日本を出し抜いて単独出願したように誤解され、「やっぱりSTAP細胞は本当にあったんだ」「日本は騙された」「小保方さんがかわいそう」とネットで拡散されたもの。 この特許は、もともと日本の理研と米ハーバード大が共同で2013年に国際特許出願したもの。その後、理研が権利放
申請された特許は補正再申請も含めて、全て拒絶されている。補正再申請では、ただの製法特許に変わっており、もはやSTAP細胞の特許申請ではなかった。
【解説】
Business Journalの記事が、米国が日本を出し抜いて単独出願したように誤解され、「やっぱりSTAP細胞は本当にあったんだ」「日本は騙された」「小保方さんがかわいそう」とネットで拡散されたもの。
この特許は、もともと日本の理研と米ハーバード大が共同で2013年に国際特許出願したもの。その後、理研が権利放棄した為、米ハーバード大(ブリガム・アンド・ウィメンズ病院※バカンティ教授が当時所属していた病院)の単独出願になっただけ。
国際特許出願WO2013/163296がこれにあたるが、米国でFINAL REJECTION(最終拒絶)されており、日本でも拒絶(2017年)、再申請(2018年)されたが、これも拒絶されている。
これを不服として内容を補正した分割特許が再申請(2020年)されたが、それも再び拒絶されている。
このとき、STAP(刺激惹起性多能性獲得細胞)細胞の「多能性」を消し、ただの「Oct4発現細胞」の製法プロセス特許に内容を補正しているので、もはやSTAP細胞の特許でもSTAP細胞の存在を証明するものでもない。
STAP細胞はもはや陰謀論の常連と成り下がりました。
陰謀論はだいたいが「日本人がかわいそう」「日本人は海外からいじめられている」「つまり日本人は素晴らしい民族なんだ!」と謎の思考転換が始まります(笑)
そうじゃないと陰謀論なんてやってられないですよね。読者の現実逃避欲を刺激しないと陰謀情報は拡散されませんから。
だけど、そろそろこういった誤誘導・誤情報の拡散について目を光らせなければなりません。真実系インフルエンサーは厄介です。
「支配層あるある」系画像は後から故意に拡散させた可能性があるのでは?
陰謀論を追っかけているブロガーが言うのは変ですが、陰謀論は拡散させた情報こそが真実です。真実が拡散されているわけではありません。
ひとりひとりがちゃんと柔軟に学んで謙虚に受け取る姿勢でいないとね。
条件反射で「日本人が嫌がらせを受けてる系の情報=真実!はい拡散!」と愛国者気取りでいると馬鹿を見ます。真実系インフルエンサーは玉石混交、いや本当に数が少ないのかも知れません。
後から画像なんていくらでも作れます。拡散されてしまえばあっという間に教祖です。
昔、ブログの記事整理で何気なく記事を多少削除しただけでリプライが飛んできて売国奴(?)扱いですよ(笑)「真実から遠い行動をして、こいつは馬鹿(意訳)だ」と。
それで返事をしたら急に態度変えて丁寧に敬語使って応答してきて…アホらしい。面と向かってそんな会話が出来ますか?初対面の人に馬鹿だのアホだの言えますか?
真実系インフルエンサーの情報ばっかり見てると頭が悪くなりますよ。日常会話さえ出来なくなります。
自分の都合の良い情報ばかり見ていると、都合の悪い情報=真実から遠い=工作員扱いしてきます(笑)
彼らは動画タイトルが多少過激(≒都合悪い)でも文句を言いますから(実体験)。
そもそも自由にネットで稼いで情報発信できる時代、こんな一般市民相手にネットでチマチマ働くわけないじゃないですか。都合が悪いと全部工作員ですよ(笑)自分が認めない世界は全て工作員。酷いです。
それなりの大物なら罠や工作員が忍び込んでもおかしくないですが…(笑)
百害あって一利なし。情報リテラシー大切。
陰謀論界隈で本当に大切にされている情報って、案外少ないのかも知れません。
明確な出典・根拠・画像・動画が無かったら9割怪しいと思ってもいいですが、いまはQアノン系がわざわざ壮大な動画を作って大量に信者を囲って拡散する時代でもありますから、動画があるからと言って信じるのもダメ(笑)
情報リテラシーは自分の中で身につけて学んでいくしか無いようです。こちらが好意的に接しようとすると逆に損をする羽目になる。だから常に疑ってかかる。
「ん?それ前にどっかで聞いたことあるな?」と思った内容は大抵どこかの焼き増し。
複数人がずっと同じ情報を声高に叫んでること自体がオカシイです。なぜならその情報しか無いから(笑)それ以上情報を集める思考力さえ奪われてるからです。
本当だったら「え?トルーマンは他にどんな事言ってたの?出典は?活動実績は?」と掘り下げないといけないところです。確実に発言したならトルーマンの背景をもっと詳しく調べて、何故日本人が迫害されるのか…?と極限まで突き詰めて考えなければならないのでは?
でも検索して見かけるのは有名な画像1枚、となると、じゃあ陰謀論者は普段どんな活動をしているんだ?と疑問に思うわけです。
恣意的に切り抜かれた情報が拡散されると、後日修正された情報なんて誰も見なくなります。そっちは都合悪いんで。
Twitterが情報拡散に長けている点を利用して、誤誘導系ツイッタラーが更に跋扈しています(笑)どうしようもないですね。
頭を悪くされないように、ほどほどに距離を置くことが大事。私達は情報拡散が欲しいわけじゃないんだから。
支配層の誰かが発言していた…っていう画像はデマが多いのかも。あんな画像、今すぐ誰でも作れますしね。陰謀論の9割以上はデマだから(笑)
ここまで記事を読んでくださってありがとうございました!